ある夕方の一場面
「らっしゃい、らっしゃい!安いよ、安いよ~大特価セールだよー」
(何!大特価!?)
「今日限りの大特価セール、のがしちゃだめだよー!」
(何!今日限りなのか!)
「半額当たり前!1万円の品が3900円になってるよー」
(や、安い!)
と、品を手に取り
「これ下さい」
まあ、よくある風景ですね。
まったく買おうと思ってなくても「安い」「今日だけ」と聞くと心動くもの。
これを後になって
「洗脳だ!」
「マインド・コントロールだ!」
といって怒る人はないし、もしあれば、その人の方がちょっとと思われるのはでしょう。
ところが、現実にはもっとひどいことがあったりします。
と、いうのは
「何!仏教聞いてる!それは宗教だ!変だ!洗脳だ~!!」
という人。
仏教に何が教えられているかも尋ねず、どんな形で学んでいるかも知らず、ただ「仏教」というだけで、これでは、ちょっと?・・・、ね。
実際に、こういう方とあって、ゆっくりと話を聞いてみました。
最初、興奮ぎみだったこの方も少しずつ落ち着いてこられると、ご自身で
「仏教」→「宗教」→「変」→「洗脳」
という単純なイメージを抱いていたことが分かりました。
よくお聞きすると、その方の家も浄土真宗。
「いやー振り返ってみると、全く勉強してきませんでしたなー」
と反省をこめた感想を述べられました。
実際、仏教を褒め称えている人は古今東西に数多くあります。
聖徳太子
小林一茶
稲盛和夫
アインシュタイン
ニーチェ
ハイデッガー
西田幾多郎
田辺元
三木清
ショーペンハウエル
H・G・ウェルズ
アーサー・C・クラーク
ヘルマン・ヘッセ
J・D・サリンジャー
エドワード・サイデンステッカー
ロマン・ロラン
などなど、もっともっとです!
※こちらのサイトに詳しいようです。
http://meaning.main.jp/
もし、仏教=変な宗教=危険な集団 なら、日本に仏教を広められた聖徳太子は、悪の親玉になってしまいますね(汗)
人が何かに影響を受けて心き、行動するのは当たり前のことで、問題は内容でしょう。
マインドコントロールに関する本を読んで、すっかり信じ込んでしまうのもマインドコントロールされてるからです。
もうちょっとしっかりお勉強してね、と言いたくなります。
誤った思い込みでは、とんでもない恥をかいたり、もっと大変なことにもなりますから、ね。