親鸞会批判の真実

（59）哲学に専心・プラトンと親鸞会

　あなたは打ち込めるものがありますか？

「マジになんなよ」
こんな言葉が頻繁に聞かれるようになって、どれくらい経つでしょう。
「人生こんなもんさ」
と達観するのが格好いいとされる風潮も長く続いています。

その人自身が、「マジにならない生き方」を選ぶのは自由でしょうが、真面目に生きようとする人が、生きにくい社会って どんなもんでしょう？

だけど、それはいつの時代も変わらないのかも知れません。
プラトンは言います。

『哲学をしている人々が大衆から非難されることは、どうしても避けられない』
「国家」（岩波下巻p43）

人生を真正面からみつめ、真面目に考えるのが哲学の主流ですが、哲学していると、プラトンといえども大衆からは 非難されたようですね。

しかし、プラトンの気合はスゴイ。
同じ「国家」という大作には次のように書かれています。

『片手間のなぐさみごとを除いては他の一切を投げうって哲学に専心しなければならない。 そうしてこそ人は幸せに生きることになる』
「国家」（岩波下巻p54）

いわゆる、食事や身の回りのこと、生活するに必要なこと以外は、哲学に打ち込んでいたのでしょう。
本当の幸せを手に入れるには、そうでなければ、というのがプラトンの信念。
一番根底にある「人間の問題」が「哲学」で問われているからでし ょうね。

ちなみに私は、真面目に自分の人生に打ち込んでいる人は格好いい と思います。
人生を真面目に考える人には、親鸞会館で親鸞聖人の教えを聞いてもらいたいと思います。

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