親鸞会批判の真実

（69）それのために生き、死にたい

－キルケゴールと親鸞会

キルケゴ―ルというデンマークの哲学者がいます。

哲学にふれると必ず出てくる人ですね。
彼の信念は「ギーレライエの手記」と呼ばれる日記に記されています。

『私に欠けているのは、私は何をなすべきか、ということについて私自身に決心がつかないでいることなのだ。（略）

私にとって真理であるような真理を発見し、私がそれのために生き、そして死にたいと思うようなイデー（理念）を発見することが必要なのだ。

いわゆる客観的真理などをさがし出してみたところで、それが私に何の役に立つだろう！』

「そのために生き、そのために死ねるようなもの」

キルケゴールは、人生究極の目的を求めたのでしょう。

親鸞聖人の教えが、まさにそれ。

仏縁深き幸せな人は、人生をみつめて、

「これはウカウカしてはおれない。このままでは死ぬために生きていることになるではないか。人生の目的を突き止めるまでは死んでも死にきれない」

と真剣に仏法を求めるようになります。

人生究極の目的は、仏法にしか説き明かされていないからです。

釈尊の出家の動機も、この人生の目的の探求一つにありました。そして苦しい修行を６年なされて「すべての人々を必ず絶対の幸福に救い摂る」という、無上希有の大誓願を建立せられている阿弥陀仏を発見されました。

事実どんな人でも、この弥陀の本願に信順すれば、必ず絶対不壊の幸福になれることを突き止め、これこそすべての人々の究極の目的であると、一生涯、弥陀の本願を説き続けていかれた方が、親鸞聖人であり、蓮如上人でありました。今日なら高森顕徹先生でありましょう。

あなたも親鸞会で、真実の仏法を求めて、素晴らしい人生を味わっていただきたいと念じています。

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